wikiエンジン Wikitten を試してみた
PukiWikiは更新が止まっているようですし、雑多なメモを書いていける今風なWikiエンジンを探していたところ Wikitten にたどり着きました。
WikittenはあまりWikiという感じはしませんが。。
インストール
PHPとApacheが必要です。手元のubuntuには入ってなかったので、入れました。
$ sudo apt-get install php5
$ sudo apt-get install apache2
デフォルトでは /var/www/ が DocumentRoot になってますので、この場所で
$ git clone https://github.com/victorstanciu/Wikitten.git
のような感じに Wikitten を clone してくるだけでインストール完了です。
ブラウザから http://localhost/Wikitten のようなURLにアクセスすればデフォルトのコンテンツが表示されます。
単純にこれだとパスがうまく設定されずリンク切れのような現象になりました。Apacheを入れたまんまで何も設定してなかったのが原因です。mod_rewrite が動けるようにしてあげる必要があります。
Apache設定ファイルの <Directory /var/www/>
の箇所に AllowOverride All
を設定することでOKでした。
使用感
Wikitten/library 内にあるファイル構成が表示されることになっています。ここに置いたファイルは左側のサイドバーに表示され、リンクが設定されます。ページが迷子になってしまうことはありません。
ディレクトリを作れば自動的にサイドバーに階層ディレクトリ構造で表示してくれます。
ページの登録・削除をブラウザから行う機能は無く、自力でファイラやエディタを使って行うことになっています。wiki的にブラウザ上での文書編集は一応可能(HTML/Markdown)ですが、編集機能はオマケ程度のもののようです。
sambaで library配下を共有するとかしてファイルアクセスできる状態にして使えば、markdownやhtmlファイルをこのディレクトリへ格納するだけでそれなりにサイトを構築してもらえます。 既存の資産としてmarkdownファイルがたくさんある場合などに便利ですね。
よく考えればブラウザ上の操作でwikiにページ追加する操作って案外めんどうだったりするので、置くだけでよいというのは直感的です。あまり巨大でない個人用途には良さそうです。
登録・削除・編集はファイラ・エディタでやると割り切って、ブラウザでは閲覧(一応編集も)するだけ、という使い方が想定されているようです。ローカルLAN向きですね。